「資格って意味あるの?」私が考える社会人こそ学ぶべき4つの理由

勉強

「資格って意味あるの?」「とっても使わないし・・・」

そんな風に感じたことはありませんか?

社会人になると、日々の業務や生活に追われて勉強の優先度は下がりがちです。ですが、例えば資格勉強はたとえ業務に関係がなかったとしても、社会人にとって色々なメリットがあると思います。

私が感じる資格勉強のメリットは以下の4つです。

  1. 主観に左右されない客観的な評価で自己肯定感が上がる
  2. 業務に関連する知識を学べば、職場での評価や生産性があがる
  3. 生活に役立つ知識を体系的に学べる
  4. 単純に「勉強そのもの」が楽しい

これから何かを学んでみたい方、自己投資に悩んでいる方にとって、ヒントになればうれしいです。

主観に左右されない、客観的な評価で自己肯定感が上がる

資格に興味があるけどなかなか一歩を踏み出せない人、できればこの見出しだけでいいから読んでほしいです。資格勉強はあなたを裏切りません。

「がんばってるのにちゃんと評価されてる気がしない……」というモヤモヤ。社会人なら誰しも一度は感じたことがあると思います。
職場ではどうしても、評価って上司や周囲のなんとなくの印象に左右されがちですよね。

もちろんそれが悪いわけではないけれど、努力の結果がはっきりと形にならないと、自信を持ちづらい。
そんなときに、資格はとても明確な評価のものさしになってくれます。試験にはルールがあって、合格ラインがあって、誰が受けても基準は同じだからです。

そしてなにより、第三者からの承認って、自分が思っている以上に自己肯定感があがるんですよね。

人知れず頑張っている私のことを私だけが知っている。

自分で自分をほめてあげて、それだけでも十分なのですが、その頑張りを誰かが認めてくれる、さらに資格という形で自分の知識や技能を証明してくれるというのは、あなたが想像する以上にとっても嬉しいことだと思います。

「こんな簡単な資格とっても意味ない」なんて思わずに、興味のある資格、簡単なのでいいので受けてみませんか?

業務に関連する知識を学べば、職場での評価や生産性があがる

続いてはド直球なやつです。業界や職種によって該当する資格があったりなかったりしますが、会社が取得を奨励している資格なんかはここに当てはまります。金融、IT、建設なんかは資格取得が奨励されていると思います。日々の仕事の質が確実に向上するので、一番お勧めできるパターンです。

一時金や資格手当がもらえるなら、直接的な金銭メリットも発生します。

また、直接業務に役立つ知識じゃなくても、周辺知識まで含めると意外と業務に関連する資格は多いです。例えば営業の方が会計の知識を持っていると費用化のタイミングを含めた提案ができたり、バックオフィスの方がITの知識を持っていると業務フローの見直しや調整に役立つと思います。

私はIT関連で仕事をしたことはないのですが、応用情報技術者を取得した時に学んだタスク管理(アローダイアグラムやクリティカルパスの考え方など)が部署を横断する業務を担当した時に非常に役に立ちました。いわれてみれば当たり前のことでも、体系化して言語化される事で上手に活用できるようになります。

また、業務内容と学んだ周辺知識がパズルのようにぴったりはまると、自分の担当業務が全体の流れとどのように関わっていたのか、なぜその業務が必要なのかといった背景まで含めて理解できるようになります。業務の本質が理解できるので、生産性が爆あがりします。

さらに、ほんとのほんとに業務に何の関係もない資格であったとしても、資格の勉強は「学んだことを整理し、言語化する」というプロセスを繰り返すため、自然と文章力や伝える力も磨かれます。

どう転んでも生産性があがる未来しかないです。

あ、関係ないですけどアジャイル開発で使われている(らしい)ニコニコカレンダーってかわいいですよね。試験問題に「ニコニコカレンダー」なんてパワーワードが登場するのはIPAだけ!(本当か?)

生活に役立つ知識も体系的に学べる

マリーアントワネットは言った。「パンがないならケーキを食べればいいじゃない」と。

アルは言った。「業務に役立つ資格がないなら生活に役立つ資格を学べばいいじゃない」と。

わ、私そんなこと言ってませんよ!まあ内容は間違ってはいませんが・・・

あと、マリーアントワネットもそんなこと言ってないらしいですよ。

というわけで、具体例をいくつかご紹介します

資格の勉強というと、「仕事のため」「キャリアアップのため」というイメージが強いかもしれませんが、でも実は、私たちの日々の生活そのものに直結する知識が詰まっている資格もたくさんあります。

簿記やFPが家計管理に役立った

簿記は会社のお金の流れや利益、資産状況を把握するための書類の作り方のルールのようなものです。会社版の家計簿と思っていただけると大体そんな感じです。

家庭の家計簿と違うところは、お金(資産)を使うことがすべて支出(費用)ではなく、お金(資産)を別の資産に変えるという発想があるところです。この考えは資産形成を進めるうえで大変役に立ちます。

また、FPについては健康保険や遺族年金などの公的保険の仕組みを体系的に学べます。日本の公的保険は驚くほど手厚いので、民間の保険はそれでもなお足りない分だけ入ればOKです。そして、実は民間の保険はあんまり必要ないな、ということに気づくと思います。

宅建が家を買うときに役に立った

突然ですが、皆さんは価値のある不動産といわれてどんなものを思い浮かべますか?建物についてはどんな家を建てるかで変わってくるので、土地についてちょっと考えてみてください。

駅から近くて買い物に便利で、市街化区域で再建築ができて、隣地との境界確定済、あとはえーっとえーっと、形状が良くて・・・

さすが宅建士試験合格者だ、物件に求めるものが違う

マンションではあまりないと思いますが、戸建てだと街中でも接道の関係で再建築不可だったり、既存不適格(立てた当時は問題なかったけど、その後法律が変わって現行の法律の基準を満たせていない物件)の場合などがあります。

リフォームされてピカピカに見えてもこのように法的な規制・制限が大きな物件は売却するときも安値でしか売れなかったりします。

ずっと住み続けるから大丈夫!と思っても、前面道路が狭いとリフォームの際に工事車両が入ってこれないなどで、維持費用がかさむケースもあるかもしれません。

大きな買い物なので、失敗しないように気を付けたいですよね。

余談ですが、宅建では民法も学びます。生活に民法が役立つ事態はあまり想像したくないですが、生活のあらゆるところでかかわってくる法律ですので知っておくに越したことはないと思います。

家庭内ネットワークの構築にセキスぺの勉強が役に立った・・・かもしれない

皆さんの家にはIoT機器(ネット経由で操作できる家電やスマートTVなど)がありますか?

それらは、スマホやPCと同じネットワークに接続されていますか?

もし、お使いのLANにネットワークを分離する機能があれば、用途によってネットワークを分離することでセキュリティを高められるかもしれません。

というのも、IoT機器がマルウェアに感染すると、同一ネットワーク内に接続している別の端末になんらかの方法でアクセスされてしまう可能性があるからです。

マルウェアへの感染はIoT機器に限った話ではないのですが、古いIoT機器はファームウェアの更新が適切にされていなかったりで脆弱性への対策が不十分なケースもあるようです。

もちろん、IoT機器もセキュリティ対策をしっかりして、マルウェアに感染しないのが一番です。

ですが、万一感染した場合であっても被害を最小限に食い止められる構成をとれるなら、それに越したことはありません。セキュリティの基本は「多層防御」、つまり、やれることは(リソースと相談しながら)全部やる、ってことですね。

今年、セキスぺ受験予定です。頑張ります!

ちなみに、子どものスマホのコンテンツフィルタリングをしたいなと思ってLANを調べていたのですが、家庭向けの商品は結構お高いのですね。LINEを使うともれなくLINE VOOMとかいういかにも教育によくないコンテンツがセットになっているので、何とかしたいと思っていたのですが・・・

どなたかいい情報お持ちでしたら教えてください(´・ω・`)

単純に「知識が増えること」そのものが楽しい

ここまで少し真面目な理由を挙げてきましたが、最後にあえて言いたいのはこれ。
資格の勉強って、やってみるとけっこう楽しいんです。

たとえば、今まで「なんとなく」で済ませていたことが、ちゃんと理解できるようになる瞬間。
「あれ?こういうことだったのか!」と気づけたときの爽快感って、大人になっても変わらないんですよね。

しかも最近は、生成AIという最強の相棒がいます。
ちょっと難しいことでも、「これってつまりどういうこと?」と聞けば、やさしく解説してくれるし、
自分の理解を説明して「合ってる?」と確認すれば、「いいですね!その理解で正しいですよ!」なんて褒めてもくれます

生成AIが常に正しい回答を返すわけではないことはご注意ください。私が試したところ、IT関係は精度の高い回答が返ってくる一方で、法律関係などはちょっとあいまいだったり怪しい感じがありました。とはいえ、勉強を伴走してくれているような感覚も得られるので、生成AIを活用するのはとってもオススメです。

わからなかったことがわかるようになるって、ただそれだけで気分が上がる。
「学ぶこと自体が楽しい」と思えたら、それはもう人生の大きな財産だと思います。

資格の勉強は、そんな「知る喜び」を味わえる良いきっかけ。
「勉強=苦行」というイメージを一度手放して、純粋に楽しむための勉強をしてみるのも、アリだと思いませんか?

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